神部宣啓(カンベセンケイ)
昭和60年生まれ
神奈川県立麻溝台高校卒業
立正大学経済学部経済学科卒業
立正大学在学中に僧階単位取得
平成21年春、信行道場修了し日蓮宗僧侶になる
平成23年春、結婚。現在3児の父
平成25~28年布教院3回修了
令和元年、青柳寺第28世住職就任
現在に至る…
神奈川県立麻溝台高校卒業
立正大学経済学部経済学科卒業
立正大学在学中に僧階単位取得
平成21年春、信行道場修了し日蓮宗僧侶になる
平成23年春、結婚。現在3児の父
平成25~28年布教院3回修了
令和元年、青柳寺第28世住職就任
現在に至る…
住職のブログ お会式と落語公演のご報告!
2024-10-26
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こんにちは!住職です
遅くなってしまいましたが、10月19日にお会式を執り行いました!
今年の秋は天候不順…天気が心配でしたが、当日は好天に恵まれました
(最高気温30℃付近と10月中旬とは思えない暑さでしたが…)
本年も組寺僧侶、青柳寺檀信徒、武相講の皆様と共に、心を込めて日蓮聖人に報恩感謝の誠を捧げさせていただきました
お参りいただいた皆様、お手伝いいただいたお上人方、総代世話人の皆様、誠にありがとうございました
本年も昨年に引き続き、落語公演がありました!
お越しいただいたのは 真打 柳亭小燕枝師匠
私は法要の準備で少ししか聞けなかったのですが、
とにかく声がいいし、とっても聞きやすく面白かった!と評判でした
小学校6年生の長男もゲラゲラ笑いながら聞いていたそうです!
柳亭小燕枝師匠、楽しい時間を作っていただきありがとうございました!
また、本年も師匠をご紹介いただいた菅野さん、有り難いご縁をいただき、深く感謝申し上げます!
青柳寺のお会式には近隣・有縁寺院の9名のお上人が来てくださっているのですが、
そのうちのいくつかのお寺様とはお互い様で私もそれぞれのお会式に手伝いに行っています!
そうすると、コロナ禍に入ってからお会いすることができなかった方とも本年は沢山お会いすることができて、とてもうれしかったです
コロナ禍は大変な事ばかりでしたが、いつも当然のようにあった日常が、当たり前ではないと思い知らされた好機にもなったように思えます!
改めて、様々なことを当たり前とは思わず、感謝をしなければと思わされた10月・お会式月となりました
お会式について知りたい方は下記のリンク先をご覧ください!
住職のブログ 加藤清正公ゆかりの地!熊本長崎へ!
2024-10-05
こんにちは!住職です
先日、日蓮宗神奈川県第一部宗務所(横浜・川崎・相模原・座間を管轄する役所)のお手伝いで、熊本・長崎団体参拝旅行に行ってまいりました!
まずは熊本・本妙寺様!
開創から約四百年の歴史がある、加藤家代々の菩提寺で日蓮宗の名刹です
安土桃山時代から江戸時代初期にかけての武将・大名で肥後国熊本藩初代藩主となった加藤清正公。
在世から現在に至るまで庶民に愛され、親しまれている清正公。熱心な日蓮宗信者としても知られており、
全国津々浦々の日蓮宗寺院に守護神清正公(せいしょうこう)として勧請され、信仰されていますが、こちらが本家本元のお寺となります!
清正公が父の菩提寺として大阪に建立したものを、肥後入国後、熊本城内に移し、清正公の逝去後、さらに現在の中尾山中腹に移建されました。
真下に清正公が葬られており、建物全体がそのまま清正公のお墓となっている浄池廟(じょうちびょう)にてご開帳・参拝をし、
その後、ご住職から本妙寺や清正公、熊本城に関するお話を拝聴しました!
熊本城の天守閣と清正公のお墓となっている浄池廟(じょうちびょう)はほぼ同じ高さというお話が印象的でした
次の日はフェリーに乗って島原・護国寺様へ!
こちらも約四百年の歴史がある日蓮宗の名刹で、三十番神をお祭りするお堂が特に有名です
寛政四年(1736年)の雲仙岳大噴火の時にも、奇跡的に流れ残った貴重なお堂であります!
三十番神とは、ひと月30日の間をそれぞれ分担して守護して下さる、天照皇大神や八幡大菩薩など30体の法華経守護神の事で、
ここ護国寺には朔日・熱田大明神から晦日・吉備大明神までの番神30体の着色木像がお堂一面に安置されています。
三十番神堂でご開帳を受けたのですが、お堂一面にずらりと並んだ三十番神に圧倒されました
ご開帳後にはご住職のお話を拝聴!
三十番神のこと、清正公との関りを含めた護国寺の縁起、本堂のまわりを埋め尽くす木版刷法華経七万巻のことなど、様々な興味深い話を拝聴しました。
他にも水前寺公園・熊本城・眼鏡橋・大浦天主堂・グラバー邸園・長崎新中華街・出島和蘭商館跡・長崎平和公園などの観光もして、あっという間の充実した3日間でした
神奈川県からだと気軽には行くことのできないお寺様の参拝、本当に貴重な経験をさせていただきました!
快くお迎えいただきました本妙寺の皆様、護国寺の皆様、大変お世話になりました!!
誠にありがとうございました
住職のブログ 妻が怒らない一週間!?
2024-09-22
こんにちは!住職です
今年の秋のお彼岸は天候が不安定
このブログを書いているお中日(一週間あるお彼岸の中日)も雨が降っています
さて、今回のお彼岸が始まるときにドアに見慣れない新聞の切り抜きが貼ってありました!
日蓮宗新聞のお彼岸中にするべき修行のことが書かれた記事で、妻が自分のことを戒めるために貼ったようです
お彼岸中特にするべき六波羅蜜という修行についてまとめられているのですが、
とても分かりやすかったので、こちらにも紹介させて頂こうと思います!
以下、日蓮宗新聞記事より抜粋。
お釈迦様は悟りの世界に渡る為に、6枚の切符を用意しました。
その切符を六波羅蜜といいます。では6枚の切符を簡単に解説しましょう。
(1)布施(フセ・誰かに与えること)
(2)持戒(ジカイ・決まり事を守ること)
(3)忍辱(ニンニク・がまんすること)
(4)精進(ショウジン・努力すること)
(5)禅定(ゼンジョウ・心を落ち着かせること)
(6)智慧(チエ・ものごとを正しく見ること)
最初の漢字だけ見ると、難しいことのように思えるかもしれません。
でも()の中のことならすぐにできそうですよね。お釈迦様は決して難しいことを私たちに望んではいないのです。
(1)独り占めしないで、誰かと分かち合いましょう
(2)ルールは自分を守ってくれるものと考えてみましょう
(3)怒りそうになったら深呼吸してみましょう
(4)すぐに諦めず、もうちょっと頑張ってみましょう
(5)慌てない、焦らないようにしましょう
(6)最後の智慧は①から⑤までを心がけていれば自然と身につきますよ
さぁ無理せず、自分の身近でできることから始めてみましょう。
以上。
これらは特にお彼岸中にするべきこととされていますが、普段の生活においても心がけていかなくてはいけないものです!
妻とも普段からお互いに気を付けていこうねと話していますが、
12才・7才・4才の子供がいて毎日バタバタしているとなかなか難しいものです…特に(3)…
「コラー!!」という声が毎日聞こえます…(私の代わりに怒ってくれている妻に感謝です)
せめてお彼岸中だけは!!ということで妻はわざわざ新聞を切り抜いて、見やすい所に貼り、自分を戒めているそうです
お陰様で、三連休で子供たちがずっと家にいる状態ですが、今のところとても穏やかな状態が維持できています!
大事にしたいことや決意は貼り出すといいかもしれませんね!
皆様も是非お試しください!
ただ一つだけ心配なことが…
(お彼岸終わったら、爆発しませんように)
住職のブログ 久しぶりに京都へ!
2024-09-17
こんにちは!住職です
先日、久しぶりに京都府山科区本圀寺様まで参拝に行ってまいりました!!
最大の目的は仲良くしていただいている先輩が布教院をご卒業されるということで、お話の拝聴と応援です
布教院とは明治期から開設されてきた伝統ある宗門の教育機関(お話の修行)で、高座説教を研鑽する場です。
日蓮宗の高座説教とはその名の通り、聴衆より高い場所に座わり、日蓮聖人のご生涯を語る繰り弁を織り交ぜてお説教をする伝統的なお話の手法です。
落語や講談などでも高座という言葉を使いますが、元々はこの僧侶のする高座説教から派生したものと言われています
前述したように、今回先輩がご卒業されましたが、誰もが行けば卒業できるというものではありません
自身のお寺や他のお寺などで50回以上の高座説教をした実績をつくり、その上で、先生方の厳しい審査を通過しなくてはなりません。
約8000人いる日蓮宗僧侶の中でも本当に一握りしか卒業者がいないのです
そのような中、一所懸命に頑張り、卒業された先輩にはこれからも益々ご活躍していただきたいと心より願っております
久しぶりに布教院の見学に行けましたが、みんなが切磋琢磨されている雰囲気、本当に最高でした!
私はもう2週間もの間、お寺を離れることは難しく、布教院には行けそうにありませんが、
布教に対するパワーは沢山いただいたので、これからも精進していきたいと思います!!
追伸
コロナ禍以降、久しくお会いしていなかった先輩に
「おー!久しぶりだな!」
「なんかいつの間にか貫禄?というか…」
「老けたなー!(笑)」
と言われてしまいました
若作りも頑張らなければ…
住職のブログ 令和6年施餓鬼法要を執り行いました!
2024-08-08
こんにちは!住職です
8月5日、年中行事である施餓鬼法要を執り行いました。
本年も新盆(約一年以内に亡くなり、今回初めてお盆に帰ってくる方)と新盆以外の方を分け、
午前午後二部制の法要を行い、それぞれ100名前後の方々にご参列いただきました!
昨年同様非常に暑い中お越しいただき誠にありがとうございました
午後の施餓鬼法要の終わりに、広島県の中学2年生が書いた作文を読ませていただきました!
長いので簡単にまとめますと。。。
夏休み中、部活動で学校に何度も通っていた際に、
掃除当番がいないのでトイレが汚れていたことに気づき、トイレ掃除を始めた一人の学生。
綺麗になっているのが当たり前ではないこと、目に見えない苦労があって自分たちは支えられていることに気づきます。
今様々な人に自分が支えられていることに感謝し、次は自分が支えられる立場になっていきたい。
という決意が述べられた作文でした。
自分が中学2年生の時を思い返しますと、そんなこと考えたこともなかった気がします
14歳という年齢で、素晴らしい「気づき」を得られたその経験に感動し、お話させていただきました
世の中のすべての物事は当たり前ではなく有り難いものです。
私たちの今ある命も勿論、様々なご縁によって存在する、有り難いものです。
施餓鬼法要は有縁(父母やご先祖様)、無縁(計り知れないご縁)の方々、
かけがえのない存在に感謝の心を捧げる大切な法要です。
そういったことに「気づき」を得られる法要とも言えるかもしれませんね
ご参列いただきました皆様、
当たり前ではなく有り難い存在への感謝のご供養、
誠にお疲れ様でございました!
お手伝いいただいたお上人様、
総代世話人の皆様(特に炎天下の中、駐車場整備してくださった方々)
お暑い中、本当にありがとうございました!